相 原農場より>研修生、 援農受け入れています 研 修生、援農受け入れています相原農場では、基本的に 以下のような条件で研修生、援 農受け入れています。 【研修生】 ※一度援農に来ていただ
き研修、就農について説明させ
ていただきます。 【援農】 実際の有機農作業を通し て、環境について、未来に繋が る農業について、考えてみませ んか? 相原農場Mail研修生から独立してその後実際の有機農家になったみなさんをご紹介します! ・・・・相原農場のセット野菜購入歴約20年の消費者である八城が取材しています・・・・ ○みらくる農園 木田 恵美子さん(2009年度研修生) ○やまなみ農園 鈴木貴さん(2012〜2014年3月研修生) ○べじたろう農場 今井 虎太郎さん(2003年研修生) ○柿右衛門農園 柿田 祥誉さん(2013年1月〜2014年7月研修生) ○久保寺農園 久保寺 智さん(2011年9月〜2012年12月研修生) ○ 遊亀農園 服部 成史さん(2008年度研修)良い作物を作りたい! ○島次郎農園 豊島亮太さん(2010年9月〜2011年8月研修) ○みらくる農園 木田恵美子さん(2009年度研修生)夢を思い出して進路変更! ○平塚市 臼井勝之さん(2007年度研修生)10年後めざすはダッシュ村! 「9年目、ますます農業が好きになる!」みらくる農園 木田 恵美子さん(2009年度研修生)
「基本は提携 夢は有機部会」
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-----就農してから何年になりますか? 就農してからは3年半ですが、厚木に越してきてからは2年半です。 -----どのくらいの面積を耕作していますか? 有機栽培で8反ほどです。その他に、地元のJAと協力して、耕作放棄地解消のために、6反の畑で、津久井在来種大豆と地粉うどん用の小麦を作っています。これはJAの直売所で売る地元産の豆腐やうどんを作るのに使われます。残念ながら未だ慣行栽培ですが、ゆくゆくは、有機栽培でやることができるように、JAと連携していきたいと、考えています。 -----農業をやろうと思ったきっかけは? 元々、農業には興味がありましたが、就農の決心はつかず、高校卒業後、IT企業に就職しました。海外での生活も1年間経験し、帰国。すぐ就農の決心はつかず、介護の仕事に就きました。そこで、東日本大震災を体験して、圧倒的な敗北感を味わいました。人間の弱さを感じました。そして、仕事を辞めて職業訓練校に通ったあと、相原農場で研修して、就農しました。 -----なぜ、慣行農業でなく、有機農業を選んだのですが? 東日本大震災を受け、持続可能な生活を見直し 、農業においてそれを実践しているのが 有機農業 だと考えたからです。 -----野菜の販売方法は? 30家族と提携して、野菜セットを取ってもらっています。直接、自分で野菜を配達しています。宅配便は使っていません。地産地消ということを考えると、自分が配達できる顔の見える範囲への出荷が、一番だと思います。距離があるところへは、その近くの仲間を紹介して、そこから野菜セットを取ってもらうようにしています。 -----農業をやっていて、一番の苦労は何ですか? 毎週、野菜セットの野菜の種類を切らさずに出荷することです。今年は、畑を厚木に移してから、まだ2年目なので、畑の感覚がつかめず、野菜セットに2週間お休みがでてしまいました。 それから、この畑では獣害はありませんが、北の方の畑では、鹿と猿がでます。カボチャや大豆がやられたり、人参が全滅させられたりしました。被害がなかったのは、里芋だけです。有機農法は雑草がでるので、電気柵を使うのは管理が大変です。また、電気柵をやったから安心、と言う訳では無く、電気柵もすぐに壊されてしまいます。 -----これからの夢は何ですか? 新規就農して5年経過した段階で、売上等の課題はありますが認定農業者の申請を行いたいと思っています。もし、これに認定されれば、相原農場と同じく、研修生を受け入れることができます。研修生を受け入れて、ここ荻野地区に就農してもらい、JAで有機部会を作るのが夢です。 -----これから就農する人にアドバイスを 奥さまが描いた絵(家族3人)で作った 出荷用シール 私はいろいろな仕事を経験してから就農しました。それは、無駄ではなく、仕事上での人との付き合い方を学ぶことができました。就農するということは、地域に入るということです。農業だけやっていれば良い、という訳にはいきません。私は、消防団に入ったり、地元の神社の御神輿を担いだりしていますが、そういうことを、地域の方々は見てくれているようです。 やまなみ農園Facebook Pageはこちらから→https://ja-jp.facebook.com/Yamanamifarm/ (2017年11月取材) |
奥さまの睦(むつみ)さんと 伊勢原市で有機農業を営んでいるべじたろう農場の今井虎太郎さんにお話しを伺いました。 -----どのくらいの面積を耕作していますか? べじたろう農場のホームページはこちらから→http://www.vegetaro.com/index.html べじたろう農場日記はこちらから→http://www.vegetaro-farm.cocolog-nifty.com/ べじたろう農場Facebook Pageはこちらから→https://www.facebook.com/vegetaro.hosaku/ (2016年9月取材) |
藤沢市遠藤地区で有機農業を営んでいる柿右衛門農園の柿田さんにお話しを伺いました。 柿右衛門農園のホームページはこちらから→http://www.kakiemonn.com/ 柿右衛門農園 Facebook Pageはこちらから→https://www.facebook.com/kakiemonfarm/ (2016年5月取材) |
就農して3年目になります。小田原の西部と二宮町に畑を借りています。耕作面積は約5.5反ほどです。セット野菜を個人宅に20件ほどと、レストランに使ってもらっています。また、収穫状況によってはイベント販売、直売などでも売らせてもらっています。 私は畑を耕さない「不耕起栽培」を行っています。 私は就農前は農業とは全く関係のない業種で働いておりました。 全国各地のいくつかの農家さんを巡り、ある時は住み込みで働かせてもらったり、ある時はお話を聞きに、慣行農家、果樹園、有機農家、「農業とはどんな世界?」ということを知りたい一心で方々を約一年かけて訪ね歩きました。そこで得た数々の体験、情報は今の自分の農業感にも大きく影響を与えていますので、本当に素晴らしい経験をさせてもらったなと思っています。 農業をやっていて嬉しいことは沢山ありますが、その中でもやはり一番嬉しいのは、食べてもらった方の声を聞くことです。料理を作って人に出した時に反応が気になるのと同じです(笑) 農業をやっていて大変で苦しい瞬間は今までも沢山ありました。一時期はこの方法にこだわるのはやめようか?と自分に問いかけ続けていた時期もあります。 私は農業を始めてからまだ3年目なので、まだまだ農業者としても未熟ものです。 久保寺農園 http://www.kuboderafarm.com/ 久保寺農園 Facebook Pageはこちらから→www.facebook.com/kuboderafarm (2015年9月取材) |
就農して7年目になります。
遊亀農園ブログはこちらから→http://yuukinouen.cocolog-nifty.com/blog/ (2015年5月取材) |
就農して4年目になります。 茅ヶ崎里山公園の北側に畑があります。そこから5分以内のところに6ヶ所の畑と田んぼを耕作しています。 野菜は、セット野菜を25件の個人宅に、茅ヶ崎野菜の会の方達にも各週で出荷しています。 就農して大変なことは、2〜4月の冬場野菜を確保することです。夏場と比べると野菜の種類も量も少なくなってしまいます。毎年、こんなにできないんだ・・・と愕然としてしまいます。 有機農家になったきっかけは、23歳の時に2回目のオーストラリア留学をしたときのことです。 なぜ農業の中でも有機農家になろうと思ったかというと、亡くなった母が、やまゆり生協という自然食品を扱う生協に入っていて、その食品を食べて育ってきたからです。農業をやるのなら有機農業と自然に決めていました。 大規模農業で農薬や化学肥料を大量に使うというのは例外として、地場野菜を作って最初の一回のみ農薬を使うなど、気を使って作っている限りは人体には農薬の影響はそんなに無いかもしれません。 農業をやっていて良かったと思う時は、夏の暑い日に、日が落ちた時です。私の畑のある谷戸一面がピンク色に染まる瞬間がとても美しく、幸せを感じます。 素晴らしい仲間がいっぱいできたことも幸せです。 これから就農を考えている人に言いたいことは、「農業を一緒に盛り上げていきましょう!」ということです。 一般の人達にとって、地場野菜が食べられるのは、一番良いことです。 農業には無限の可能性があります。 就農をめざす皆さん、私もまだまだ夢の途中です。 一緒に夢に向かってがんばりましょう。 (2015年4月取材) |
8年間OLをしていましたが、自分の夢を思い出して、進路変更しました! 環境問題に関心があり東京農大に進学し、いつまでも永続的に安心して耕作できる土壌を残していくことは有機質を使った土作りが不可欠であり、今を生きる自分たちの使命だと感じるようになりました。卒業後、すぐに就農を望みましたが、様々な状況により断念しました。しかし、たまたま同窓会が何度か重なり、「自分がもともとやりたかった事は?」と思い出し、就農をめざすことになりました。 相原農場での1年間の研修は作業だけでなく、農業をやりながら生きていく様を学ばせていただき、女性でも安心して研修できる環境でした。相原成行さん、お父さん、お母さん、有機農家を志す仲間や、援農の方達は、とても気さくで楽しい方達であったからだと感謝しています。皆さんとのご縁は、私の宝物です。 就農を決意しても、研修後すぐに農家になれるわけではありません。農地の確保、販売先の開拓等、課題は山積みです。横浜市の場合は、農地の確保のために、「認定就農者」の認定が必要です。これを受けてやっと農地を借りる資格ができます。この書類作成は大変な作業でした。この時私がほとんど寝ずに書類を書き上げる姿を見て、就農に反対していた主人が、応援するようになってくれたのは嬉しいことでした。 農地を確保するのは大変でしたが、想いを伝え続けることで、皆様のご協力、ご縁があり、道が開けていったような気がします。現在は都筑区に畑30a,田んぼ4a,緑区に畑10aを借りて耕作しています。畑の境はとくに気をつけて、畑全般的にも極力雑草の草丈を高くしないように心がけています。若い娘!?が通って畑をやっていることが奇異なのか、いろいろな方々がお声をかけてくださいます。プレッシャーにもなりますが、有難いことだと思います。 また近くに家もない過酷なところに、援農にきてくださる方々もいます。毎日ほぼ一人で作業しているため、励まされ、とても感謝しています。 今の悩みは福島原発による放射能問題です。 同じ横浜市で農業を志す人達もいます。その方々のためにも、自分がしっかりやっていかなくてはならないと思っています。体力的、精神的にも厳しいことはたくさんありますが、それ以上に毎日が楽しく、とても農業が好きだから、これからも頑張っていきます!
(2011年10月取材) |
勤めていた会社を中途退職して、農業に人生を方向転換しました。1年間相原農場で研修し、2年目は自らの畑で実習。3年目の今年から、お客さんに出荷するようになりました。現在は宅配と家の前での無人直売所を運営しています。もちろん有機野菜です! 苦労するところは、栽培は無論の事ですが、借りている畑4箇所がそれぞれ離れていて、移動に時間がかかることです。消費者参加型農業(CSA)を目指していますので、里山で新たな圃場を探しています。 また、山の畑のイノシシには頭を悩まされています。柵で囲わないとイモ類やカボチャなどは作れません。隣の畑の薩摩芋は全滅させられました。金網を張るだけでは不十分です。イノシシに飛び越えられてしまいます。金網の上部を外側に折り返すと下から見上げるイノシシには高く感じられるようで、効果があります。 1年間の相原農場での研修は、種蒔きから収穫、出荷までの一連の作業を体験することができ、非常に勉強になりました。驚いたのは多士済々の人たちが集まっていることで、就農希望の若い女性が多いことには二度びっくりしました。 相原農場には園主の人望、ご家族の暖かさに加え、人を引きつける何かがあると思います。「ここに来るとほっとする」という訪問者の言葉が印象的でした。 研修期間は1年では短く、できれば2年間くらいは必要だと思います。自分でやってみるとそのことが良くわかります。アレッと立ち止まることがしばしばで、そのたびに師匠の成行さんにお世話になっており、未だ研修中であります。 就農して感じることは、農作業は一人では難しいということです。妻には週2回ほど手伝ってもらっています。力はありませんが、いっしょに作業すると2人前が3人前になります。美味しいと喜んでくれる人、これはダメと叱咤激励してくれる人が傍らにいることは何よりも励みになります。 ※写真提供:臼井勝之さん 思いは農業を核とした里山環境の保全です。ゆくゆくは昔の農家のように、味噌、醤油、梅干しなども自給自足し、作業をみんなで楽しめるような、「ダッシュ村」を作りたいですね。やりたいことは山ほどありますが先ずは地固め。生産の安定と利用者の拡大を第一目標にがんばります。 年齢的に後10年を一区切りと考えています。可能ならば気の合う仲間といっしょにできればと思っています。 素敵な仲間と地域を作り、緑豊かな里山が残り、心温かな人の輪ができる。小さな試みの点が線になり、面になるといい!と思います。 |
臼井さんはサラリーマンと農業を比べてみて、両方とも大変、とおっしゃいます。
しかし、以前サラリーマン時代には健康診断では、かなりの項目で引っ掛かっていたのに、農業を始めてからは全て異常なしの健康体になったそうです。
また、
毎日好きなことをやっているので、サラリーマン時代にはあんなに待ち焦がれていた休日を必要としなくなったそうです。
今後ともどうぞご活躍ください!
(2009年9月取材)
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