守ってね「谷戸のお約束」
谷戸は本当に素敵なところです。
だから次の世代に「今ある自然」を残すため、谷戸を利用する自分たちも皆さんも「お約束」、守りましょう!
ちなみにこの「谷戸のお約束」は小学校3年生向けの谷戸探検で子どもたちに守ってもらっているものです。
子どもたちに守れるのですから、皆さんだって守れるはずですよね〜(^^)/
その1:【田んぼや畑に入らない】
谷戸の中は全てが公園ではありません。田んぼや畑は当然地権者がいます。たれでも入って良い場所ではありません。境界も住宅地の様に塀なんてありませんから知らず知らずのうちに足を踏み入れてしまいがちですが、そこで耕作をしている人には非常に迷惑です。
田んぼや畑には入らないでください。
ちなみに、
谷戸の環境の中で重要な要素は田んぼや畑といった農業環境です。田んぼがあるから水辺の生きものが生き続けられます。畑があるから草地を好む生きものが生き続けられます。
その2:【ゴミを捨てない】
あたりまえ」? でもゴミあります!
あなたの持ってくるものの殆どは土に還りません。自然にとって迷惑なものばかりです。
持って来たものは責任をもって持って帰ってください!
その3:【草花をとらない】
子どもの頃に教えてもらいませんでしたか?
綺麗だから、好きだから、珍しそうだからと訪れる人が草花を採ったら、谷戸からその草花が無くなってしまいます。
その4:【生きものに餌をあげない】
谷戸に暮らす生きものは、皆自分たちで生き抜く力を持っています。そのなかで微妙なバランスを保っています。
人間の与えるものは自然界から得られるものより何倍もカロリーが高いものです。餌を与えられた生きものは爆発的に繁殖数を降らすことになり今まで保たれた生きもののバランスが崩れてしまいます。
例えばタイワンリスや野良猫への餌やり。彼らが増えることで自然界だけで無く人限界にも被害をもたらしています。
谷戸へ来たら(いや普段の生活でも)餌やりはやめてください。
その5:【ペットを逃がさない(捨てない)・谷戸にいないものは持ち込まない】
「飼い続けることが出来ないけど可哀想だから谷戸に逃がしてあげよう」「私の好きなあの生きものが谷戸にいるといいな」
こういった行為は自然環境を破壊する非常に危険な行為です。
しかし以前も今もこういった行為が後を絶ちません。その中には政府が特定外来生物として駆除対象としているものも含まれています。
私たちができる最良のことは谷戸に影響を与えないことです。
ペットを逃がしたり、谷戸にいない生きものを放したり、谷戸にない植物を植えたりすることはやめてください。