オニシバリ  Daphne pseudomezereum (ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属) 
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高さ0.5m~1mほどの低木です。東北地方南部からから九州地方北部の山地を中心に分布しています。
春になると黄緑色の花が咲きます。しかし、花びらのように見えるのは、「がく」なんです。
夏になると楕円形の赤い実ができます。美味しそうに見えますが、有毒なので食べられません。

オニシバリなんて変わった名前は、樹皮で作った縄が鬼を縛ることができるということからきています。樹皮がとても丈夫なんです!
また、オニシバリには、「ナツボウズ(夏坊主)」という別名があります。これは、夏に落葉してしまうところからきています。秋に、新しい葉がでる珍しい植物です。
このように珍しいからか、花言葉は「変わり者」です。

また、とてもよく似た植物に「ナニワズ」があります。オニシバリの花は黄緑なのに対し、ナニワズの花は黄色で香りが良いです。

(江島 なつ海)

オニシバリの花

オニシバリの花(2020年2月23日)

オニシバリの実

オニシバリの実 (2019年5月25日)

オニシバリ
オニシバリの夏の姿 葉は落ちて枝のみ (2020年9月6日・写真 澤口 佑菜)
オニシバリ

オニシバリ 冬場は葉のみ(写真 澤口 佑菜)

川名里山レンジャー隊