ネムノキ Albizia julibrissin (マメ科 ネムノキ属) 谷 戸図鑑に戻る | |
マメ科の落葉樹。花期は6〜7月。高さ10mほどの木。 暗くなると葉は垂れ下がり、20〜30対の小葉を合わせるように閉じる。「睡眠運動」というこの性質からネムノキ(眠りの木)と呼ばれるようになった。 花はピンク色の雄しべが集まって筆のようになっている。雄しべの根元は白く、先端には黄色い葯がついている。花は夕方に開き甘く香る。 9月〜10月になると長さ10cmほどの平たい豆がなる。サヤの中には10〜15粒ほどの種子が入っている。 マメ科植物の特徴である、空気中の窒素から養分を作る根粒菌を持つため、養分の乏しい土地でも育つ。 花言葉は「歓喜」「胸のときめき」「安らぎ」などがある。また、重なり合う葉の様子から、中国では家庭円満、夫婦円満の象徴として庭に植える風習がある。 (井深 結衣子) (花期を迎えた6月の姿) (8月末の姿 葉が落ち始め、所々に豆がなっている) |
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