Kawana Satoyama Ranger tai

Work 2005/7/31

報告


Workの写真は Work Photo Gallery から

草むしり・草刈り・草粉砕

いや〜、夏ですなぁ
梅雨には適度のお湿りもあったため、畑はまさに草ボウボウ

で、

一番の仕事は草取りです
自分たちの手を使って「草むしり」、まさにむしり取りますね。
鎌等で「草刈り」、切れない鎌ではありますが無いよりはまし。ごしごし切ってゆきます。

「いや〜、研究室でも草取りばかりです」「なつは草取りが大変ですよね」なんて言葉がでるのがレンジャー隊、かなりの隊員が大学の研究でも草と戦っているんですよね、実際。
そんなこともあって、みんな黙々と草取りに励んでくれます。
肉体労働を拒まないとういのがさすがです。

そうそう、草、雑草というとついつい悪者扱いされてしまいますが、大いに茂った草たちは立派な資源となると思いません?
私たち、特に事務局はそう思っています。
そこで昨年度から登場したのが粉砕器(チッパ・カッター)です。
この粉砕器、以前のワーク報告でも度々登場していますが、どちらかというとワーク終了間際の登場が殆どでした。

なぜかというと「危ないから」。
事務局の目の届かない所で動かすには少々怖いと思っていましたので、ついついこういったことになり、こんな使われ方しかしないので、あまり性能を享受出来なかったというところでもあります。

でも、考えてみればレンジャー隊で使用している機器類はみんなこういった活動に有効だから導入している訳ですし、将来メンバーが色々な方面で活動する際にも「やったことがある」というアドバンテージをもってどしどし活躍して欲しいと思い、使ってもらうことを前提に導入しているわけです。
では、使えなきゃね。
ということで、今年は機器類を安全に使う下地を築いてゆこうと思っています。

おっと、そんなこんなで、粉砕器をワーク初めからバリバリ使うことにしました。
まずは基本的な使用方法の説明から、安全確保の方法、身につけるものの注意等を聞いてもらって、いざ開始!

って、投入口から草を少しずつ入れて行けばバリバリ細かくしてくれます。
みるみるうちにはき出し口の堆肥場は山となります。
決して効率が凄く良いと言うほどの機械ではありませんが、草の様に絡まりやすいものでもカッター方式なので、きれいに細かくしてくれます。
注意をするのは投入口に手を入れないこと。
事故の殆どは絡まった草を取ろうとしたりして、エンジンを止めずに手を入れちゃうからです。
その辺をしっかりと徹底しておけば、私たちの様な未経験者軍団でも十分使えます。

そして、その結果はと言うと、
「実に素晴らしい!」の一言です。
細かくするので容量も格段に少なくなりますし、ないより堆肥として置いておくだけで即発酵が始まり、発酵温度もとても高くなってくれます。
特に今の時期の草は水分があり、発酵にはもってこいです。
この機械があるからこそなのでしょうが、こうしてみると雑草は堆肥としての重要な資源に思えてきます。
「もっともっと大きくなっておくれ〜!」って気持ちになっちゃうのは事務局くらいですかね。

でも、畑の目の前に拡がるアシ原をみて「あんだけあれば堆肥いっぱい作れますよね」ってメンバーもいましたからどうしてどうして「資源」としての雑草も見直されつつあるのではないかと思います。

よし!これからもバリバリ(安全に)頑張るぞ〜!!
って、言いながら・・・
実は草ばかりいれていたので、ローター部分に草が絡まってしまって、現在整備中。何とか次回ワークまでには直さなければと思っております。

もっともっと整備の時間を取りた〜い!!

池のすぐ奥に田んぼ出現

池のすぐ奥にすこしばかり残る湿地は、水路が自然に出来てしまい、その水路に水が吸収される形でだんだん乾燥し始めています。
そこで、前回も畦を水路に直角となるようにつくって水を溜める事を試みました。

しかし、この畦は柔らかすぎたためかすでに跡形も無く元の水路にもどってしまっていました。

そこで、またまた畦づくりを行いました。

今回の畦は実に頑丈そうにできあがりました。
というより「こんなに高くつくって」という言葉が出るほどにしっかりとつくりました。
まあ、こんなに高くつくってもすぐに低くなってしまうのですが・・
それでも今回の畦はかなり丈夫。きっと湿地となる部分を確保してくれることでしょう。できれば今後東側に拡がるアシ原も湿地に戻せるよう頑張りたいと思います。

田んぼとくれば

田んぼとくれば「泥レス」がレンジャー隊的つながりです。(^^;
当然今回の畦づくりにおいても終了後は自分たちのつくった湿地で大いに楽しませて頂きました。
温泉に浸かっているニホンザルか、はたまた海岸で砂に埋まっている若者か・・
気持ちよさそうに腰掛ける隊員や泥の中にもぐってされるままにしている隊員等々、通常の皆さんが見たら腰を抜かしそうな光景が広がっていました・・とさ

そうそう、泥とくれば・・ そうですよね、続きがありますよね

ターザンジャ〜ンプ

今回のワークでもカッパ伝説が継承されました。
とういいますか、さらにパワーアップ!
さすがにいたずら者のカッパ達、いろいろ考えてくれます。
池に張り出した枝からロープを垂らし、ターザンよろしく飛び込むカッパ達が多数見受けられました。

その楽しそうなこと!
カッパ達の帰宅予定時間になっても戻る気配もなく
谷戸にカッパの笑い声がこだまし続けました。 とさ。

観察隊も行く

レンジャー隊のメンバーが全てカッパにとりつかれてしまったかというとそうではありません。

昼食時のわずかな時間をぬって観察隊を組織し、池周りの観察を行ったりしています。
今回はイシガメ、ミシシッピアカミミガメの確認が出来ました。カメはある時期よりこつぜんと姿を消したと思われていました。
(何匹もカメを持ち帰るおじさんがいました)
そんななか、2種のカメが確認できたことはとても喜ばしい事です。
って、ミシシッピアカミミガメは喜ばしいとは言えないか・・

お世話になっている「道」への恩返し

日頃から畑への移動に使わせて頂いている「道」。
恩返しをしてもバチは当たらない、というものです。
やっと私たちもその時がやってきました。

そうです、刈払い機を使い、畑までの道に生えている草を刈りました。

なお、この刈払い機使用にあたっては昨年末導入した安全具を初めて装着して作業を行いました。
なにより安全を確保しつつの作業を続けたいと思っています。
今後もこの安全具は必ず装着して作業に望みたいと思います。


ワークデータ:

参加者:37名
内容: 【畑】 草むしり、ジャガイモ収穫、土寄せ
        草刈りの草粉砕(堆肥化)

    【たんぼ】 池すぐ南側で畦つくり

    【道】 草刈り 


生き物データ:

カナヘビ、ニホンアカガエル、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ

オオシオカラトンボ、

キアゲハ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、アカボシゴマダラ

ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、ムクドリ、ツバメ、シジュウカラ、スズメ、コゲラ、コジュケイ

タイワンリス


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