Kawana Satoyama Ranger tai

2004/10/17 作業報告



Workの写真は Work Photo Gallery から

台風被害状況調査隊

「台風22号の被害はものすごい!」と市公園みどり課の大谷さんから聞いていましたのでその実態を自分たちの目で確かめない訳にはいきません!
また、被害状況によっては今後の管理方法について提案しなければいけないでしょう。

ということで川名緑地内の被害状況を詳しく調べました。

実際に見てみると大変!

緑地内のあちこちで地滑りや立木の倒木がありました。
緑地内の歩道にも影響はあり、途中の橋が崩れていて、このままでは谷戸探検で利用出来る状態ではありません。
市側も歩道の危険性は十分把握していて、歩道は通行禁止になっていました。

そんな中で感じたことは

1:大きな木ほど倒れている
2:地滑りも大きな木がある場所がほとんどである
3:谷戸に土砂が流れ込んでいるため水の流れに影響がありそう

という事でした。

緑地の管理については以前から間伐の必要性を感じていましたが、種々の問題から実行出来なかったのですが、この状況を見て改めて雑木林の管理の重要性を痛感しました。

今年に限っても22号に続き台風は23号が上陸しましたし、24号も直撃しそうです。
今後もこういった台風直撃傾向は続くのではないか(温暖化等の影響でしょうか)と思うと早急に管理を実行しなければいけないと感じました。

そうそう、緑地の「ゴミ箱化」も再発しているようです。
フリート側の舗装道路がきれいになってしまい車が気安く入り込んでしまうからかなとも思いました。
より多くの人があの場所を歩いてみたいと思うような状態にして「目」を増やしゴミ箱化の防止をしてゆきたいと思いました。

これも管理の一つですよね。

所有者が入り組んでいるという事情からそうそう気安く手を付けられないのが現状ですが、私たちの大好きな緑地や谷戸をよりよい環境で次世代に伝えるためにも頑張りたいと思います。

収穫・収穫・収穫

実りの秋。
収穫の秋です!
レンジャー隊のアキは櫻井アキちゃんで〜す! ってこれは余分でしたね(^^;

ま、ま、気を取り直して・・

藤桜祭の豚汁用「具」の確保に向けてバリバリ収穫しましたよ。
サツマイモに里芋。そして陸稲(こちらは豚汁用ではありません)。

サツマイモについては

暑かったせいもあるでしょう。
堆肥をいっぱい入れすぎたのかもしれません。
植える間隔がすこしばかり広すぎたという専門家の意見(ま、うちのおばあちゃんの事ですが・・、農業の事に関しては専門家といえます。しっかりとノウハウは吸収しましょうね)もあります。

とにかくものすごく大きな芋になりました。(^^;

正直少々大きすぎ。焼き芋には向きません。
まあ、豚汁の具として刻んじゃうのであれば問題はありませんので「量が多く採れた」とここは素直に喜びましょう。

そうそう、今年はサツマイモの中に生き物は発見されませんでした。
カメはめっきり見なくなったし・・
寂しい限りです。

里芋もなかなかの収穫です。

生育状況が思わしくないと心配するおばあちゃんをよそにここへ来て急激に大きくなりました。
雨が多くなったせいでしょう。

そんなことで収量もボチボチ。
来年の種芋を残し収穫を終えました。

陸稲の収穫は

今年はなかなかの量が採れました。
網をはずして収穫し、干してまた網をしました。

さあ、またまた脱穀の季節がやって来ます。
千歯子機を導入しなくちゃいけませんね!

台風の後かたづけ!!

池の奥につながる道も台風の爪痕が残されていました。
斜面に生えていた大木(コナラかな)が根こそぎ落ちてきていて、道をふさいでいました。

そこでチェーンソーを出動させ、木の撤去を行いました。
まあ、結果からいうと全てが完了するわけもなく、道が通れる程度にしか回復出来ませんでしたが・・

私たちの利点といえば林学科の学生がいること。
実習でチェーンソーの使い方をまあ、習っているわけでして・・
「やってみたいで〜す!」なんて言ってくれるメンバーがいるわけです。

こんな悲惨な現状でも、大変な労力を前にしてでも、「楽しみ」に変えてしまう元気パワーははっきり言って自慢できると思います。

チェーンソーを使えないメンバー(スキル的にもかもですが、物理的に1つしか稼働していないので)は2本ののこぎりで細い枝をバリバリ切ります。

のこぎりも行き渡らないメンバーは枝先を剪定ばさみで切ります。

剪定ばさみも行き渡らないメンバーは切り分けた枝や幹を整理します。

どのパートも肉体労働、肉体労働。
楽しくお話ししながら頑張って片づけを行いました。

まだできていない部分はまた次回以降ですね。
また頑張ろう!!!

忘れちゃいけない食事当番

まあ、活動の中で当然となっている食事当番だけに報告の機会はあまりありません。
でもちゃんとした役割です。頑張っています。

今回は台風明け後も雨の日が続いたということもあり食事当番のなかでも「火の当番」は苦戦したようです。

それでも蒔き置き場のおかげでビショビショというまでには至らず、どうにかこうにか食事の時間には間に合いました。
(実は事務局が畑に戻ってきて苦労している隊員から火起こしを引き継ぎ難を逃れたのではありますが・・ ま、がんばろうね〜!茂)

それと収穫した芋が濡れているために洗っても土がうまく取れず、水も無くなるというはめになり苦労していました。
限られた資源で食事を作る大変さ、改めて感じてくれたと思います。



ワークデータ:

参加者:43名
内容:サツマイモ・里芋収穫
   陸稲刈り取り・天日干し
   畑に崩れてきた土砂の整理
   池奥の道に崩れた木整理
   台風被害調査
昼食:ご飯、ブタ汁

生き物データ:

ナガサキアゲハ・

大学生とタメはって会話に参加し妙にはまっていた「やんちゃ坊主」約1名・・


Workの写真は Work Photo Gallery から


台風被害調査外伝

台風被害を調査している折り、崩壊した斜面に隊員が発見したものは?

今まで存在を知らなかった「横穴古墳」でした。

こういったものが何より大好きMッチ隊員は大興奮!
ほんのすこし顔を出した穴に身体をつっこみ調査開始。
しまいには中に滑り落ちそうになる始末。
心優しきK山隊員に足を押さえてもらいながら大興奮の調査となりました。

果たしてこの古墳は以前に調査をしているのでしょうか?
していないとすると副葬品等が出る可能性があるかもしれませんよね。

う〜ん、本格的に調査してみた〜い!

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