Kawana Satoyama Ranger tai

2004/5/29 〜 30 作業報告



Workの写真は Work Photo Gallery から

井戸を掘ったぞ

井戸が時分で掘れるって知ってましたか?
正直私は知りませんでした。
やはり業者の方の専門技術という感じがしますからね。
しかし、世の中には簡単に自分で掘れる方法を考えてくれる人がいるのです。

手づくり井戸に挑戦!曽我 部正美著 文葉社

という本にその方法が載っているのです。
そんな素敵な方法があるのならやるしかない!
とうことで、井戸掘りの計画が進められてきました。

実際には?
まず道具の作成。
塩ビ管をホームセンターで購入し、本をたよりに制作しました。(5/29)
径の違う塩ビをつなげるための異径ソケットを探すのに苦労をしましたが、
やっとのことで購入できました。
購入先は以前に杭を買った黒沢総合商店さんです。
直接の異径ソケットはなく、組み合わせで対応しました。

そして組み立て。
切ってセメントで着けて・・と、
ここまではかなり楽勝ペース。
当日を待ちます。

さて当日
堀り進めてみるとなかなか大変!
なにしろこちらの畑は関東ローム層の上にあるわけですし、
なによりこの周辺は昔から土壁の材料としてと重宝されていたというほど折り紙付きのガチガチの地層なのですから・・
それでもみんなの馬力によりかなりのペースで進みました。

が!

掘削の道具が壊れちゃいました。
バリバリと何度もわれちゃうんです。
もしや塩ビ管が薄いのか?

しかたなくそのまま使用。
ちょうど異径ソケットを接着した部分が2重になっていて、そこをうまく使って進めることが出来ました。

掘り進めるとだんだん土の色が変わってきて、上質の粘土となり、
その粘土も地下水の為か水っぽくなり始めました。
そして土が冷たくなって・・・

今回は約2m掘ったところで進まなくなり、そこで終了。
口径の太い塩ビ管を差し込んで様子を見ることとしました。
水が出るといいのですが、はたしてどうなるのでしょうか?
次回のお楽しみ

最後になりましたが、井戸を自分たちで掘れることを教えてくれた本と、その本を見つけ出してくれた宮地隊員に感謝したいと思います。
ありがとう〜!!

枝豆を蒔いたぞ

前回蒔いた枝豆は鳥に食べられちゃいました。
ちょうど双葉のところをうまくつつくんですよね。
ほぼ全滅、ということで再度蒔くこととしました。
今度は直まき。
いっぱい出来て、味噌の材料にでも出来るとうれしいのですが果たしてどれくらいの収穫があるのでしょうか?

畑の手入れもばっちり
もう一つのメインイベント「畑の維持」
草取りをして、耕耘して、
かなり畑らしい畑になりました
うん、やればできるじゃん!

ちなみにこの畑は絶対に「無農薬有機栽培」をとおしたいと考えています。
また、やればいいとわかっているマルチや網掛け等も極力なくしたいと考えています。
(ちなみにこれは八城@事務局の独断と偏見にすぎませんが・・)
きっと失敗もするでしょう。
収穫量が少ないでしょう。
でも、人間の歴史の中ではそういった事が出来ない時代が大半(いやほとんど)だったわけで、生物たちもそういった緩やかな流れに合って生活していたわけで彼らに優しいと思うのです。
なにより野菜たちにとっても「無理矢理」よりは「頑張って生きよう」という方がいいと思うのです。
(無茶苦茶だな〜)
だからこの畑は失敗だらけ。
でもこの失敗こそが大切なんです。
教えられたこと以外の事をいろいろやってみましょうよ。
「やっぱり教えられた方法にしよう」というのは一番最後でいいと思うのです。
いやそうしてほしいのです。
「失敗農場」なんていうのが理想だと、今は考えています。
ははは・・
これってはた迷惑だね。実際。
ゴメンねみんな!

池奥の田んぼ拡張

まずは水が溜まらなくなっちゃっているのを解消。(本当に解消できたのかな〜)
今回の傾向としては畦に混ぜたアシ等の茎が災いして畦に隙間が出来てしまい、
その隙間がトンネルとなり・・
どんどん流れちゃっている場所がかなり見受けられたことでしょうか
これではいくら立派な畦でも機能していませんよね。
少しずつ解消してみました。
騒然流れ出る場所の削り取られる現象も対処。
これで少しは田丸と思うのですが、果たしていかがなものでしょうか

それと、
今回池のすぐ先を開墾しました。
最近は余りにも乾燥化してしまい水棲昆虫の住める環境では無くなって来てしまっていましたので
思い切って開墾することにしました。
なかなかこの開墾というのは難しく・・
ついつい水路にしたり、一部分深くしたりという風になっちゃうんですよね
「ひたひたの水辺」みたいのは難しいんです。
やはり稲等が植えてあるとやりやすいのですが・・
それでも20畳程度の広さが開墾できました。
少しでも生物の役にたてるといいのですが。

前日からの夜間調査敢行

いっておきますが、キャンプ目的ではありません、(たぶん)
確かに連絡では「キャンプについて〜」なんていう題だったりしますが・・
そうそうキャンプばかりを楽しむ変人集団ではないのですよ、レンジャー隊は!

ということで、

今回も前日からの泊まり込み組が出没しました。

今回は6月19・20日に行われる文化連合会発表会(文発)に発表するための調査も目的の一つです。

具体的には侵略的外来種の代表選手といえるアライグマの痕跡調査。
あわよくば目撃したいとの思惑もありましたが、
まあ、そうそううまくはいかないようです。

それとは別にネズミトラップと自動撮影装置による夜の生き物調査(哺乳類)も4年の嶋さんが行いました。こちらもどうやら成体の捕獲は出来なかったようです・・

さて、写真は?

どうだったのでしょうか、知りたいものです。



ワークデータ:

参加者:36名
内容:池奥の畦修復、池奥の湿地起こし、田んぼ内オオフサモ除去、
   草刈り、耕耘、枝豆蒔き
   ゴミ拾い
昼食:ご飯、ブタ汁(前日のキャンプ残り物があったので今回も多少具だくさん)

Workの写真は Work Photo Gallery から


追伸:プチワーク報告 6/6

絵描き歌のとおり、6月6日に雨ざざ降ってきて・・
ということで井戸の状況と湿地の状況を確認してきました。

井戸は・・・

雨水が流れ込んでしまっていて、濁っているし
湧き出ている確認は出来ませんでした。
あげくに水を汲んでいたペットボトルが井戸の中に落ちてしまいました!(**;
今度取り上げなくちゃ!

雨水が溜まった最大の原因は井戸の周りを掘っていたから、
そこで土を戻し、様子を見ることとしました。
来週あたりきれいな水になっているといいのですが、
はたしてどうでしょうか?

湿地は・・

勢いよく流れる水に、水路が深く刻まれていました。
そこで水路をふさぐ形で畦もどきと作ってみました。
その時は周りに池が出来ましたが、
ここのところの雨で、どうなる事やら・・
シルト層ばかりが流れていってしまうのが辛いところです。
早く田んぼ状態かズブズぶの湿地にしたいものです。

次回も頑張ろう!

そうそう、晴れ間が出て谷戸へ向かうとザリガニ釣りの人はいるし・・
湿地の手入れをしていれば釣りの人は続々来るし・・
なんか
谷戸って人気のスポットなんですねぇ。
改めて感心しちゃいました。

でも、釣りの人の根性には脱帽。
どうせなら、税体系の勉強もガンガンしてもらって
昔の池に戻してほしいものです。

だって・・
ブルーギルの稚魚がものすごい数なんですよ!

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