2002/12/1 作業報告

なにか変化を感じませんか?
アシ原のヤナギを伐採しました。
市みどり課からの依頼があった、ヤナギの木の伐採を行いました。

ヤナギの木は休耕田の水を吸い上げてしまいますし、田んぼを考えた場合、畦にはあってはならない植物ということになります。
ただ、休耕田の真中に繁ったヤナギは谷戸のシンボルツリーという木がしていただけになかなか実行に移せませんでした。

「生態系面」「シンボルツリー」という両方で綱引きをしているという感じでした。「環境保護団体」とはいえ楽しい風景という面も重要視してしまう・・そんな団体が私たちなんだと改めて思い知った事例となりました。

しかし、そのままにしてゆくわけには行かないわけで・・・

伐採後の木材処理は当方に任せてくれるということもあり、どうせなら冬場に伐採しようと、今回のワークで実施することにしました。

「さあ、今日こそは」という気持ちを打ち砕くかのように全日から雨。あたかも谷戸の神様が「切るな〜」とでも言っているように思えたのは私だけでしょうか?
でもワーク開始時には少し小ぶりになっていよいよ作業です。

結果から言うと、伐採自体はあっけなく終わりました。
さすがに機械(チェーンソー)の力は偉大で、本当にあっけなく終わりました。
後は切り倒されたヤナギの枝払いや解体作業がそこそこ大変で、午後の作業のメインとなりました。


そうそう、谷戸の神様を信じちゃう私、土着民としてはこんなに大きな木を切るのは本当に一大事ということで、作業の安全とこれからの活動へのたたりを恐れて・・・・
伐採前にはしっかりと山の神様とヤナギの木にお神酒と塩でお清めをしたのであります。

なんかこう・・・ WORKという「手作業」を続けていると以前の人たちがやっていた風習が「そうだな」と思えるようになるものです。
谷戸には谷戸の神様がいて、木には機の神様がいて、そんな大切なものを粗末に扱うことは良くないというと思えてしようがないのです。

これって、単に私が古臭いだけ?

なにはともあれ無事伐採は済みました。


奥の田んぼを広げました。

私たちのビオトープ班の中心地、谷戸奥の田んぼ。(稲は植えられないわけで・・田んぼと言えるかは微妙ではあります)

その田んぼの奥を市みどり課が保護地として購入を進めてくれています。本当にありがたいことです。
そしてその部分の管理を私たちに任せてくれることになっています。

そんなにまでしてくれるのであれば、頑張るっきゃないっすよね!

ということで既に購入していただいた土地のアシ原を開墾しています。また、その他の土地でもアシ原を刈るということは大変重要ということでガンガン責めました。

枯れた草ということもあり、効果覿面、かなりの広さが確保できました。

今後はこの場所も田んぼ状態にきちんと戻し・・・

頑張ります!!

楽しまなくっちゃ!

はいはいそうですそうです、「〜の為」「〜が必要だから」ばかり言っていたのでは活動は続きません。
そこで、ちょっと息抜き。

藤桜祭で林学研究会がやっていたバームクーヘン作りを真似してみようということになり、やってみました!


あいにくの雨なので、火加減が難しいし、寒いし・・

それでもなんとかバームクーヘンが出来ました。焦げた面がしっかりと年輪の様になって、立派なバームクーヘンの出来上がりです。



とても美味しくいただいたことは申し上げるまでもありません。

うん、病み付きになりそう!!!!

photo「バームクーヘンと」

そうそう、バームクーヘンを見ているうちにもう一つのアレ、日本風バームクーヘン・・も作ってみました。


越後出身者(確か特産は越後だよね)がいるわけではないので見よう見真似。伐採の為に用意していたお神酒の残りも利用して、作ってみました、五平餅。

お味噌に、お神酒、ご飯を混ぜて、焚き火で焼いて・・ う〜ん、実に美味しい出来でした!


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