2001/12/17 作業報告

千年樹(せんねんき)植樹記念写真

 神奈川県が進めている千年樹の植樹事業に私たちも申し込み、川名緑地の離れ島である「稲荷山」へ植樹を行いました。

 この稲荷山は川名緑地についに完成しつつあるマンション(全700戸!)の開発当初に前江ノ島水族館館長の廣崎さんを始めとする皆さんのご尽力で駐車場にならずに緑地として市に寄付された土地です。

 私たちはこの土地も緑地の一部として構成に伝えたいと下草刈り等を行ってきました。

 そんな折、この12月から入居が始まりました。そうするとこの緑地も入居者から注目を集めることになるはずです。そこで、私たちは入居者の方々がこの緑地を自分たちの宝として感じてもらえるようにしっかりと管理をしてゆこうと考えています。

 この土地の管理団体として名乗りをあげるためにはちょうど千年樹に植樹というイベントがタイムリーだったわけです。

ではご報告

 まずは標柱を立てました。全部終わってから出ないところが私たちの活動らしいところ。場所的にはこの土地の最高地点です。

 来賓挨拶。藤沢市のみどり課課長のごあいさつ。

 こちらの方は県で千年樹の担当をしてくださっている金井さんです。

 そして廣崎さんのご挨拶。

 さてさて、いざ作業開始。と・・・ 始めて苦労したとことは「どこに植えるか」ということです。もともと植樹の際に植える苗の位置、樹種の決定は神奈川県植物誌調査会の根本先生に決めていただいたものです。そして図面に全てプロットしていただいていました。

 しかし、実際に現場と照合して場所の確定をしたいのですが地図だけでは細かいところはわかりません。地図上には既存の立ち木の種類が書いてあるのだけれど実際の木の種類を特定できるスキルがこちらには無いのですから無理の始まりというものですよね。

 だから位置の確定作業班真剣そのもの。必死に場所を見つけていました。

 こちらは植樹作業の図。植える苗を運んでいます。よくみると苗に色のテープが巻いてあります。この色で樹種を判断しました。

 だって植えた樹種はクロマツ・ヤマザクラ・クヌギ・コナラ・スダジイ・クリという布陣だったので全ての苗を判断できるほど選択眼がないのです。結構これって有効打ですよ。

  

 一生懸命植えました。約4時間の作業で250本の苗木を植えました。正直疲れました!

 植樹が終わってからの一コマ。実はこの土地、山を切り崩して道路等を造った跡地ですので回りはすべてコンクリートの擁壁です。余りにも悲しい風景なので廣崎さんが緑化を考えました。ツタを這わせようとしているのです。擁壁全体がツタで覆われたら素晴らしい空間に早代りしますものね。

 それとツタの効用がもう一つあります。現在そこここで問題になっている「イタズラ書き」(本人たちはどう思っているかわからないけど決してあれはアートではありませんね!イタズラ書き以外の何物でもありません)の対策にもなるのです。だって、ツタが生えていたらイタズラ書き出来ないもんね。

 この効用の提案者は・・・ そうです廣崎さんです。さすが! ですね。


 おまけの写真!

 猿蟹合戦の図

 昼のワンショットです。某S氏(名誉のため伏字)は木があれば登らないではいられない御仁。今回も木の上で気持ちよさそうに昼寝を断行。(サルですね)

 下にいるみんなは一斉に攻撃に出ました。木の枝を投げたり、罵倒してみたいり、中には少しよじ登り木の枝で突付く輩も出没。みんな上れないのでちょっかいを出さずにはいられないのですね!

 そしてそして、某S氏はお昼寝から覚めて下へと降り・・・・ あ!!!

 今寝ている枝に手を掛けた状態で足を滑らせ墜落!!

 幸い大事には至らなかったようですが、その後ショックからか2時間ほど目も虚ろな状態が続きました。

 「高名の木登り」のたとえのとおり「下りが危ない」のです特にもう少しというところが危ないですね。気をつけてくださいよ!

 植樹が終わった後、谷戸の畑にも行きました。そして帰る際のワンショット。いつものワークでは子どもたちに占領されている運搬車の荷台に鈴なりになって乗る面々。本当に楽しそうでしょ? 

 本当に楽しいですよ。あなたも是非体感されませんか?


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