2001/9/22作業報告

気持ちい汗、かけました

久々の草刈。大変だけど、気持ちいいです

池の奥のアシ原を刈りました

 夏も過ぎ、急に寒くなりました。力仕事にはもってこいの気候です。

 というわけだからではありませんが、池の奥の田んぼ周辺を草刈しました。いままでなかなか出来なかった作業だけに力が入りました。

 

 今回の草刈で田んぼ周辺は本当にきれいになりました。広い空間をみていると、「この広い空間で思い切りビオトープ作業をしたい」と思えます。これから寒い季節がやってきます。草も枯れます。田んぼ(稲は作りません、念のため)整備を進めたいぞ!

水路の整備

 私たちが整備を続けている田んぼ(しつこいようですが「稲」は作っていません。だから田んぼとはいえないかもですね)への道が途中で水没して無くなっている状態が続いています。

 当然の事ながら以前は道はあったわけで、水路もまたげる程度の幅でしっかりとしていました。人が沢山入るようになりながら整備をしなかったためにドロドロ状態になり、そこへ立ち木を切って渡したり、倒木を渡したりする人が後を絶たないために(水路に対して横断的に渡すので水があふれてしまうのです)、ますますひどい状態になってしまいました。

 まだまだ補修の許可が正式に下りているわけではないのですが、見るに見かねてなおしてしまいました。

 水路を確保するために流水方向に沿って杭(倒木を使いました)をうち、水路幅を「少し飛んで渡れる」ていどとしました。そして道もなるべく狭くしかっりと崩れない様にしました。

 まだまだ補修が終わったわけではないので、足元はぬかるみますし、他の場所も歩けてしまいます。今後もワーク時に補修を続け、不要な場所への立ち入りをせずに済むようにしたいと思います。

 とにかくコンクリート張りの道や水路になってしまう前に、遠い昔から受け継がれてきた土の道や水路をしっかりと整備し維持したいと思います。

 いいものみ〜つけ! いぇ〜い!

水質調査

 年間の状態を知る意味をこめて水質調査を続けています。

畑の整備

 借りている以上余り草ぼうぼうには出来ません。特に畑の奥については草が茂っていたのでかりました。

 将来的にはここにクヌギ等の木を植え、雑木林にしたいと思っています。そうすることで緑地全体の管理イメージが出来上がり、みんなの意思統一も出来ると思うのです。

 また雑木林となれば枝打ち等を行うことで炭の材料も恒久的に確保でき、炭焼きという新たなワーク内容が増えると思うのです。

 その為にも余り荒らさず作物も作っていける状態にしなければと思うのです。

 当然農薬等の使用は絶対にしません。全て自分たちの身体で対応するのが基本です。なにせ最近では参加人数が増えてきているのですから可能ですよ。

ゴミ拾い

 当然毎回ゴミ拾いは行っています。今回も45Lのゴミ袋4つ分のゴミを拾いました。まだ新しいロッドやワーム等が多いのには毎回嘆かせられます。

神様からのプレゼント

 いや〜、本当にいいことはするもんですねえ。みんなの善行に対し今回も神様からのプレゼントがありました。

 畦の草刈をしていると、何かを見つけた様子です。

見せてもらうと・・・ 小さな小さな白いタマゴです。

大きさは約2cm。カナヘビにしては大きすぎるかな?  ヘビの一種かな?

実に興味深いんですが、種別の判別は全くふかのうでした。

さて、それだけでもラッキーなのに、他の畦を草刈していたら、またまた出てきました。

 見ていただいてわかりますでしょうか?

大きさ約1cm、私はカナヘビのタマゴだとふんでいるのですが果たしてその正体はなんなのでしょう。

ただこの時期カナヘビの子どもが孵っているのは事実のようで、そこここに小さな小さなカナヘビがチョロチョロしていました。そういえば先の新林小学校の総合学習授業の下見のときにもチビカナヘビを見ました。

まだまだ冬は遠いのでこのタマゴもこれから孵るのでしょうか。なんか子を待つ親の心境再びですね。

本日の参加者総数   43名


「お〜い!大丈夫か?!!」 お寒い日本の現状(ワーク後日談)

 久々に身体も動かせたし、気分も良く終わったワークでした。

 ただ・・今回のワークが終わった後の24日に散歩かたがら谷戸を見てみると・・・

ゴミゴミ!ゴミの山。(ゴミ袋を持って行かなかったので持ち帰れませんでした。まさかゴミがもうあるなんて考えもしませんでしたから)

池の脇には明らかに焚きつけに使ったと思われる新聞紙が散乱しているし、道という道にはスナック菓子の袋や牛乳パックが散乱しているのです。

なぜここまでするんでしょうか?

それともう一つ。谷戸の畑に置いてあるテーブルや長いすが勝手に出されていて、なかにはその長いすのところで犬の毛づくろいをした跡があり、大量の犬の毛が散乱していました。谷戸の奥に前気づいたのでテーブルや長いすを端にすべて片付けていきました。

奥の観察を終わって気持ちよく帰ってくると初老の夫婦が長いすを出してお昼用具を載せて気持ちよさそうに座っているではありませんか!

こういうときは最悪ですね。注意をしていいものか、諦めた方がいいのか毎回葛藤で苦しむのです。

今回はワークの後ということもあり、人が無断で入りやすい状況を黙認するわけにはいかないだろうと注意に向かいました。

「あの〜、ここの所有者(親が所有者なのであながち間違いではないよね)なんですが、次回からで結構ですけど入らないようにお願いできませんでしょうか。」と声を掛けたところ・・・

「え、ここは誰でも入っていいんでしょ?はいっちゃだめとはきてなかったですよ。」「入って欲しくないんだったら立ち入り禁止の看板を立てなきゃダメだよ!」「誰だって入っていいと思うにきまっているじゃあないですか!」とまくし立てられちゃいました。

その後も全く誤ることもせず、「いつも来ているし、あちらがわの地主は文句なんていわない」「ゆっくりするところがなかったら来られないじゃあないか」という感じでまくし立てられてしまいました。

「が〜ん!」最悪な日になってしまいました。

まあ、そのまま引き下がるのは馬鹿なのっで、学生と一緒になって谷戸を守ろうとしている一環でここを整備していること、谷戸は一般の所有者がいること、景観を悪くしたくないから禁止の看板をあえて作っていないこと等々を(約40分位かかりました)伝えました。

人の土地に入っていたとわかった時点で素直に反省する事はあっても、文句をいう筋合いではないと思うんだけど、私の感覚がおかしいのでしょうかね。

「あ、そうですか!、じゃあ帰りますよ!」と最後は怒って足早に帰途に着かれました。

悲しいかな、最後まで「入ってすみませんでした。」という反省の言葉は聞くことが出来ませんでした。まあ、そんな言葉を聞きたくて言っているわけではありませんからいいんですけどね・・・

毎回こういった人(大人、特に年齢の高い人)たちには痛めつけられていますが、なぜ日本にはこういった人が多いのでしょうかねえ。

注意をすると必ず、自分の保身だけに躍起になって、なぜ注意されたかは理解してくれないようです。まず彼ら(彼女ら)は「言いがかりをつけられ、人格を踏みにじまれた。」とだけ記憶されるのでしょう。これでは日本が良くならないわけですね。

「どうしなければいけないか」といった議論は全くできなくて、よしんばしたとして、他人の意見が通ってしまった場合は絶対に守らない」「自分の不利になることは決して許さない」という感じでしょうか。

やはり希望が持てるのはこれから人格形成をしてゆく若い世代の人たちなんだなあ、と思います。

だからこそ子どもたちや若い人たちには谷戸のよう素晴らしい場所で思いっきりストレス解消をしてもらいたいと思います。そして素直な、他人を思いやれる人になって欲しいと思います。

その為にも谷戸は絶対残さなければいけないと再確認した次第です。

以上殆どグチの世界でした。おそますつ!

 

 

 


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