2001/2/4作業報告

斜面林の下草狩りをしました

大量のゴミ発見

何だ、これは!

 なんと言っても今日のニュースはゴミの山。

 ワーク時には毎回ゴミを拾っているわけですが、今回はとんでもない量を発見してしまいました。

 道から一歩も脇へ目を移しさえしなければ・・・ゴミを発見しなくても済んだかもですが、まじめな学生だけに放っておく訳にも行かなかったんですね。

 そして、ごらんのとおりの「ゴミの山」とあいなりました。

 中にはどう見ても『業者もの』という機械の鉄の塊やスイッチまであり、危うく腰を痛めるはめになりそうでした。子どもたちは大量のゴミをみて満足感にひたっていましたが、私たちはその後の処理を思い、途方に暮れていました。

 これって、市が回収してくれますよね?

 この状態まで、回収を進めたわけですが、少し目を先に移すと・・・・・

 余りのひどさにため息が出たと同時に、回収する量の多さに閉口し、本日の回収劇はここまでにしていただくように学生諸君にお願いしたのであります。

 次回もやるのか?   なあ〜???

ゴミの山その後

 ゴミの山は翌日に藤沢市みどり課に電話をしたところ早々に引き取りに来ていただきました。

ありがとうございます。

 さて、その際にわかった「ゴミの法則」を参考までにお知らせしたいと思います。

その1 他人の土地のゴミは拾ってはいけない

 山林に捨てられたゴミ、このゴミは地主が市に撤去依頼があれば市が回収してくれますが、他人が勝手に拾い市に回収依頼をだすことは出来ないそうです。他人は拾わず市に連絡をしてほしいということです。そうすると市がその地主に連絡してくれるそうです。

 今回は特別に引き取っていただきましたが、法律が絡んでくるのでしょう、大変なんですね、ゴミ拾い。

その2 建築廃材の不法投棄は県が担当

 ゴミが建築廃材になると、担当は県になるとのことです。それも県は地主に対し撤去命令を出すだけだそうです。

 ???

 確かに地主が出したか不法投棄かわからないし、不法投棄を許す地主がいけないというのもわかりますが、何か「???」という念がぬぐえません。

その3 市有地・市借用地のゴミは市が回収

 谷戸の奥の「みどりの広場」や池周辺、新林公園で拾ったゴミは市が回収してくれるそうです。多量の場合は直接ごみ減量課へ電話すれば取に来てくださるそうです。

そして教訓

 私たちの大好きな緑地に落ちている「ゴミ」、良かれと思い回収しようと思っても実は拾ってはいけないものがあるということに気づきました。

 今後は・・・ 目をつぶって歩くしかないのでしょうか。

 確かに「公共」という立場上1地主の利益になってしまうことを市がすることは出来ないでしょう。

 でも、「綺麗にする」という発想がそこでつぶれてしまうのもなんだか変ですよね。

 もっともっと社会の仕組みを考えてみんなの力で住みやすい環境にしてゆく努力が必要なんだとつくづく考えました。

 勉強になりました!

 

斜面の下草刈り

 97年のNICE国際WorkCampで市みどり基金に寄付したご褒美に!?クヌギとガマズの苗を植樹した(98年春)斜面が、見事にアズマネザサに覆われてしまっていて、その後のメンテナンスをしたいしたいと思っていたわけですが、ようやく実行できました。

 あの苗も少しは太くなり、下草刈りとともに切断される危険性も少しは減っていました。

 作業のほとんどは手作業で、なれない鎌や(お釜は大分なれましたが)剪定バサミを使い黙々と作業を進めました。

 臨床には落ち葉が積もり、斜面だけに良く滑るのには閉口しましたが、それでもみんな頑張って急斜面にへばりつきながら作業をすすめました。

 中には作業に熱中しすぎた挙句、お昼ご飯に遅れ、みなにすべて平らげられて涙した「おにいさん」も出現しちゃいました。本当にかわいそうでしたね。

(え、親身になっていないって? いやいやそうではないですよ・・)

 作業が終わり、谷戸池西側斜面はすっきりとして、いかにも雑木林という風情を取り戻しました。

 みんな、ご苦労さん!

薪割り

 最近愛好者が増えつつある、薪割り。今回も「炭焼き」実行に向けての準備として普段の薪とは別に(最終的にはいっしょになっちゃうものですが)スペシャルな薪を作成しました。

 材料は毎回お世話になっている八城造園の剪定材です。運搬車で運んでチェーンソーで一定の長さに切り、斧で割りました。

 最近のメンテナンス不足から運搬車はまたもバッテリー切れでダウン。応急処置としてパワーシャベルのバッテリーを流用して復活させました。

 チェーンソーはなかなか快調でした。ただ、剪定材(伐採材)のケヤキ(いやエノキ等の他種だった様な気もする)を切断時に、木の中にコンクリートが詰められていているという事件もおきました。このコンクリートは木の洞を処置した際のものでしょうが、びっくりしました。一生懸命延命措置をとっていた木を根元から切るなんて・・なんか複雑な心境になったのは私だけでしょうか?

 薪割りは気合が勝負!!・・・・らしく、担当者は大きな声と伴に斧や木槌を振るっていました。(傍目には「気が・・・・!?)とも思えましたが、ここは敢えてご本人の名誉のためにそんなことは書かないようにしよう・・ね)

 最近では皆薪割りも上達してきて、かなり安心して見ていられるようになりましたし、薪もどんどん出来るようになりました。うんうん、頼もしい限りじゃ。

 薪割りはストレス解消にももってこいのようで、みんな楽しそうに、そして周りの人間はうらやましそうに取り囲んでいました。

 高校入試や大学入試の際に「薪割り1時間」なんていう科目があればきっと世の中のストレス度が下がるのではないかと思います。また、大学の授業や、追試の代替試験として薪割を導入するというのも一興かと思うのですが、関係者の皆様、一度真剣にお考えいただけないでしょうか?ね。いかがなもんでしょう。

ご飯焚き

 ここしばらくの間、「強度のおこげ」を生産してきたご飯班。少しは改善をせねば!技術者を養成せねば!と思っている次第です。

 実際問題として「とろ火」がむつかしいですよね。どうしても火が燃え盛らないと気がすまない様です。「チョロチョロ」と長く燃し続けるのが肝要、でも実は大変なんですよね。

 今回はそれとなく私めがアドバイスを送りつつ、様子を見ていたところ、かなりグッドなご飯が焚けました。小学4年生の愚息ですらアドバイスどおりにしていたらしっかりと焚けたので、今後は少しずつでも改善されるのではないかと期待しております。

 欲を言えばもう少し火加減を落としてくれるとベストだと思いますが、まあ、合格点でしょう。

 「ご飯がおいしい!」と毎回言われるように頑張りましょう!「とろ火」です「とろ火」。

観察班

 冬の観察の一番の楽しみは、カラやキツツキ等の小鳥が近くで見られることでしょう。今回はアオゲラが間近で見られたようで、みどりと赤の模様が綺麗だったとはしゃいでいました。

 出来れば受注している「哺乳類・両性は虫類実態調査」としたかったのですが、全く成果が上がらないこともあり、今回は対象外としたいと思います。

 でも、野鳥を身近に見れるっていいですよね!


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