2000/11/4作業報告

やったね、晴れだ!

 やっと晴れました! 本当に気持ちのいい秋晴れの中、作業ができました。

畑班

 サツマイモは全て掘ってしまいましたが、残っているのが「茎」、その茎を埋めました。畑に大きな穴を掘って畑に積まれていた茎を埋め込んだのです。

 通常、堆肥を作るのであれば柵を作って「堆肥場」とし、草や落ち葉を詰め込んで、踏み込み踏み込み堆肥として行きますが、この場合茎や丈の長い草については細かくしておく必要があります。そうしないと、切り返し(ある程度発酵が進んだ状態で空気を入れ、発酵温度を上げるための措置で、こうすることにより発酵の度合いが早く進みます)作業の時にうまく切り返せないからです。ということは長い芋の茎などは非常にやっかいな代物ということになります。

 そこで、畑の土の中に埋め込んで、嫌気性のバクテリアに全てを任せることにしたのであります。生ゴミを庭に埋め込むのと同じ理屈です。こうすることでもしっかりと堆肥となり、次の作物の栄養となるのですね。ただ、この場合成熟するまでには長い時間がかかりますがね・・

 まあ、急がなければならない理由はないし、各作業日ごのの作業時間も限られている私たちにとっては「埋め込む」という作業の方が好都合と判断したわけです。

 また来年も美味しい作物が出来ることを祈りましょう!

薪班

 谷戸の炊き出しに欠かせない物が「薪」。一時その薪が底をつきかなり焦りましたが、幸い先だって近くに畑を持っている八城造園さんから剪定後の木々を提供してもらえることになりました。前々回の作業時に丸太の切断を試みましたがチェインソーの調子が悪く、今回はそのリカバリーという事になりました。

 機械の調子が良いと作業もはかどり、みんな楽しそうに作業を進めました。大きな丸太を着る機会なんてなかなかないことですので気持ちよかったと思います。

 輪切りにした木は、その後斧で薪にしました。斧を振り下ろし薪割りをするのはこれまた結構ストレス解消になるようです。(私は大好きです!)

 まあ、モイチ君の様に薪割り後の薪を使って一風変わったストレス解消をしていた人もいますが、よろしいんじゃないですか!

オオフサモ除去班

 池奥のトンボ池に繁茂してしまったオオフサモをやっと除去しました。水に入るには寒い陽気なので、畦からの引き抜きになりましたが、まあまあ取れたのではないでしょうか。

 もともとは写真に写っているトンボ池全体がみどりのオオフサモに覆われていたのですから、良しとしましょう。

 このオオフサモも先ほどの穴に芋の茎と一緒に埋め込みました。

 トンボ池と畑は距離があるので、運搬は本当に重労働。みんな頑張って運んでくれました。

アシ原班

 恒例になっているアシ原の田起こしも当然行いました。パワーシャベルも何とか息を吹き返したので戦力に加わりましたが・・・やはりエンジンの調子が今ひとつ、いや今二つといったところ。きっと燃料ポンプ等にゴミが詰まっているんでしょうね。早いうちにもう一度整備を依頼しなければと思っています。

 さて、作業の方は穂の出たアシを刈払機で刈り取り、人力班はスコップで田起こしです。何と言ってもスコップ班は疲れますし、作業の結果がなかなか見えてこないので体力的にも精神的にも疲れるのです。

 で、寒いのにも関わらずジャレっこをする事になります。はい。

 まあ、見ている分には飽きないし、おもしろいですけれどね・・

お昼の一時

 優雅なお昼の一時。カヤの穂(アシかな?)をとってきてテーブルに飾ってお食事です。思いついた時に芸術活動をすぐ行えるのも谷戸の素敵なところ。

 実に(妙に?)いい感じでしょ?

免許取りたて(本試験はまだ!)班

 苦難の末に何とか卒験合格のホッシー。まだ試験場には行っていないので免許があるわけではないけれど、ここではそんなことも気にせずトラクターを運転できます。(だって私有地内だもんね)

 

 トラクターの運転って実は難しくて、まっすぐ耕耘するのは大変。さすがに何度も卒験にトライしようとする勤勉家の彼はあっちへふらふらこっちへふらふら・・

 実はこのトラクター、四輪操舵なもんで、ハンドルを切りすぎると過敏に反応して収拾がつかなくなるんです。ちょっと切るだけなら平行移動してくれてとっても都合のいいヤツなんですけどね。

 それでも、この日一日トライしていただけあって、終わり頃にはしっかりとした耕耘跡ができるまでになっていました。がんばったね!

 これで、普通の自動車に乗ったときにもハンドルの切りすぎという重大な過ちはしなくてすむ事でしょう。めでたしめでたし。でも一緒にのるのは恐そう (^v^;

お客さん紹介

 作業の時って、必ずと言っていいほど色々なお客さんに会えるんですよね。観察しようとするとなかなか会えないのに、これって不思議。

 こちらはアシ原にいたカエル。耳元の模様からするとヤマアカガエルだと思うのですが、専門家の方如何な物でしょう?

 冬眠前ということもあり、たっぷりと脂肪を身につけ、婚姻色の「赤腹」も鮮やかです。きっと2月にはりっぱな卵塊を産んでくれることでしょう・・ 

と思っていたら逃がしてもらえるはずのこの個体はアシ原めがけて放り投げられてしまいました!!

 だめだぞ!そんなことしちゃ! 妊婦にキックをいれるようなもんじゃないか!


今回の参加者 34名。


反省

 前回の反省会のおり、作業班のリーダーを事前に決めて作業効率を上げようと提案されたのですが、前もってリーダーを決めるのはやはり難しい物です。なにせ事前に会って話し合いなどはないわけですので、本当に来るかどうかも解らないし・・

 また、その場でリーダーを決めても「こっちの仕事がいいな・・・」なんて感じで結局リーダーが入れ替わっていたりして、なかなかうまくいきませんでした。

 でも、せっかくの大事な時間なのですから効率よく作業を進めなくてはもうしわけないし・・

 次回以降も試行錯誤を繰り返してみたいと思います。


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