今日は、定期のワークではないけれど、学祭に出展する「サツマイモ」を掘りに、自保研、植研の両サークルがやって来ました。「何故だ!」という位今日はいい天気。
サツマイモ掘りも順調に進んで・・・
「これなにですか〜?」という声に近づいてみれば・・何かの卵。
手にとって見るともぞもぞ中から生きものが出てきます。「へび?」「黒い頭だ」といううちに甲羅がでてきて、「キャ〜、カワイイ!!!!!」「カメの子どもだ!」
芋掘りはもう中止。カメの誕生劇に興奮の連続です。
このカメの卵は、なんと、サツマイモの畝の中にありました。表面から約5センチくらいでしょうか?土の中から掘り出してしまった状態ですでにつぶれていたので正確な数は分かりませんが、白い状態の卵は4、5つほどあり、1つ2つはすでに腐っていました。
壊れていない卵を手に取ると、少し穴が空いていて、手のひらの上でみるみる穴が開いてゆき、カメの子どもが出てきたのです。
カメの誕生をMovieで見る Movie1 (351K MPEG) Movie2 (351K MPEG)
卵から出たてはヌルヌルのゼリー状のものがついていて、甲羅もとても柔らかいのです。触ったおいう程でもないのに甲羅がくびれてビックリしていると、知らぬ間にもとの形に戻っているのですから本当にビックリです。
卵から出たらすぐに勢い良く動き出しました。しっかりとした足取りで、手のひらから逃走しようと必至です。子どもも学生諸君も手のひらからは下ろしたくなく(あたりまえだよねこんな貴重な瞬間だもの)、カメの子の苦難はつづきます。
こんな興奮状態が3度起こりました。
3個目の卵はほとんど動かず「死んでいるのでは?」と思っていましたが、しばらくして動き出し、元気良くからを壊し、這い出してきました。
「水がないと死んじゃうんじゃないの」と思ったので、田んぼに下ろしに行くと(決して逃がしたりしないという堅い決意がみなぎっていました)カメの子は泥の中に潜り込んで、時々鼻だけだして息をしています。「静かに休ませて」と言っているように思えました。
しかし、退却の時間が来ても、カメの子を逃がす事は出来ず、哀れ、カメの子は八城家の水槽に閉じこめられてしまいました。
カメの子たちは用意した水には入らず、土の中に潜り込んで、すやすやと眠っているようですが、このままでいいのでしょうか?
もう冬眠の時期だろうけど、何も食べずに冬眠しちゃうのかな?
食べるとすると何を食べるのかな? 分からないことだらけです。
でも、殺したくないですね。どうすればいいのでしょう?
どなたか教えてください!
カメの子ちゃん写真1 満面の笑みの図 カメの子ちゃん写真2 甲羅の裏が違うぞ!何故だ?
芋掘り報告
当初の目的であったサツマイモは、ほっといたおかげで、すくすく育ち、思いの外たくさんとれました。ハッピー。
谷戸の畑は生きもののゆりかごだった!
すごいですよね、カメさんまでが畑を使っていたんですから。
でも、それだけではありませんでした。夜になり、我が家に忍び込んだ黒い陰が1つ・・・ みれば、クワガタ。
コクワガタのようでもあり・・スジクワガタかな?
どこから?
どうもサツマイモをと一緒に裏口に迷い込んだみたいです。
本当に色々なものが冬眠に使っているんですね。
改めて「谷戸」という環境の偉大さを感じた一日でした。