自然の力は偉大です。前回ワークに時に「少し生えてきたな・・・」程度だったアシが今日は「どうだ!」と言わんばかりの大きさになり、みんなを驚かせていました。
この成長を見れば、「アシを刈りすぎるのも問題だ」というご意見も、「さほど心配しなくてもいいのになア」と思えてしまうのは私だけなのでしょうか?
まさにイタチゴッコがこれからも続きますね。
さて、前置きが長くなりましたが、作業報告といきましょう。
アシ原班
実に早くたくましいアシの成長に、「どうすればいいの・・・」状態のみんなでしたが、スコップを手に手に黙々と作業を続けていました。
一方で刈払機隊は成長を続けるアシを再度刈り込みました。当初「もっと先までやってはいけないのですか?」と言っていた刈払機隊ですが、結構ハードでしたので、前回の作業区域の刈払をするのがちょうどいい作業量ではなかったのでしょうか。
それでも、一面のアシ原に開けた区域を出現させることができたのはとても素晴らしく、気持ちのいい光景でした。開けた場所で腰を下ろしていると本当にすがすがしい気持ちになれて、「この場所が全部自分たちのものであれば・・」とついつい思ってしまいました。
こちらは今回も大活躍!?のパワーシャベル隊。途中深みにはめて救出騒ぎを起こす場面も有りましたが(写真を撮っておけば良かった!)、盛大なアシの成長力を断ち切る重要な「武器」に代わりはありません。
オペレーター達も余裕が出てきて、新規入隊者に対し講義を行っている姿はほほえましい限り。こうしてより多くのオペレーターが育てば毎回の出動も可能となるので、アシ原の開墾が思ったより早く進むかもであります。
田んぼ班、改め「カッパ班!?」
今年の田んぼは本当に「稲が植えられない」のでしょうか?
昨今の状況を知ってしまうとどうもあえてまで植えることが出来ず、今回も籾蒔きをしない事にしました。残念!
その代わりとして、奥に続くフィールドを確保しようと奥へ奥へとアシ原を刈りました。これで少しはアシの衰退を進められるのではないかと思っています。
さて、さて、今回もアシ原班が苦戦していると・・聞こえてきました聞こえてきました、一段と大きな騒ぎ声。
そうです、そうです。田んぼ班の恒例となりつつあるカッパ隊の出動です。
今回の作業は懸案であった池の中のゴミ掃除。前回池に入る所で足を切るという惨事が続けて起こったので、どうしても底のゴミを取りたかったのです。
でも、大々的にやるとなると池の水利権をもっている水利組合の合意が必要なので今回は見送る予定でしたが、カッパ隊は突撃してしまいました!
ま、いいか!!!
するとなんと、なんと、出てくる出てくる、自転車、ビールのケース、釣り竿のケース、釣り糸(テグス)、針、中身に入ったままのお菓子のビニール袋、等々・・・ なんだってこんなひどいことをするんでしょう。全部が全部釣りの人間の仕業では無いでしょうが、大部分が釣りの人のものでしょう。あまりのマナーの悪さにあきれ果ててしまいます。
「ルアー」「キャッチ・アンド・リリース」が安易な釣り人を増やしたんだと思います。「生きた餌」を触らなくてもいい、釣った魚の処理に困らない(ブルーギルやブラックバスは増え放題)、だから気楽に始められるんです。「自然に優しく」のはずであった「ルアー」も「キャッチ・アンド・リリース」も実は自然にひどいダメージを与える事になるのですから、その後のフォローが如何に大事かを物語っていると思います。「ルアー」の楽しさを歌い続ける釣り情報誌は絶対に方向転換を図るべきです!
おっと、ついつい怒りに変わってしまった・・・Bori Bori
このカッパ隊、寒くなってきたら田んぼ班に復帰し、泥田坊主になって(何してきたんだろう・・・で、このときの様子が一番上の写真)身体を暖めて、改めて「身体をきれいにする」といって池に飛び込んで行きました。
ま、いいか!
で、今後この班は「田んぼ班」ではなく「カッパ班」と改名した方がいいかな?
そう言えばこの様子を聞きつけた子どもたちも自転車で駆けつけ、池に飛び込んで行きました。う〜ん、なんてすごい影響力なんだろう。脱帽です。はい。
調査班
今回はしっかと活動しました、調査班。
片瀬山に出て江ノ島がみえてキャーキャー感激したり、崖を興奮しまくり下ったり(途中の枝はなるべく折らないようにね)、「次回も冒険班やります!」と宣言したり、な、なんか変だぞ!
でも、まあいいか! 一応調査結果は出来た訳なのであります。次回は植物や鳥に詳しい人に班長をお願いしよ〜っと。
今回の作業もなかなか、ななかな。ちゃんと成果が上がりました。本当に、皆さんご苦労様でした。カッパ班、風邪引くなよ!
サナ パワーシャベラー 特選今日の一枚 今日の収穫