Welcome to Yatonet
presented by Kawana Satoyama Ranger tai

川名里山レンジャー隊って? part2

ー 今明かされるレンジャー隊の歴史 ー

私たちは藤沢市南部に残された川名緑地、特に川名清水谷戸を後世に伝えようと活動を続けています。

【創世期】

設立は1992年で、当初は川名清水谷戸を愛する会(以下「愛する会)として発足しました。
発足のきっかけは計画道路の「横浜藤沢線」なのですが、その時点まで進展の無かった工事が急に柄沢から川名まで進むこととなり、清水谷戸がいつ壊されるかわからない状況になったことです。
この計画道路は25m幅(一部16m幅)で、川名清水谷戸を2分して通過するものです。こんな道路、特に当初計画では高架道路であったことから、あまりに自然への影響が大きすぎると、工事の見直しを求めようと地元の有志で発足しました。

ただ当初、見直しといっても「反対」ということでは行政とうまく話し合いの場が持てなかったこともあり、地元の人に谷戸という場所をもっと知ってもらうことから始めようと観察会を中心に活動を続けてきました。

観察会風景

(このころの写真はGallaryに少しですが掲載してあります)

【カンブリア期】

1996年にたまたま日本大学の自然保護研究会のメンバーが地元で活動をしてみたいと、藤沢探鳥クラブの事務局さんに手紙を書いたところ、事務局さんが「川名といえば・・」ということで愛する会の事務局(八城)にその手紙を持参され、ご一緒に会うことになりました。

 
この方がいられなかったら今のレンジャー隊は無かった訳です。感謝! 藤沢探鳥クラブの溝部さんです。

これが現在レンジャー隊の中心となって活動を進めている学生の谷戸への関わりの始まりだったのです。

その当時愛する会の活動は観察会から発展し、誰も手入れを出来なかった谷戸のアズマネザサを刈るなど肉体的活動を始めていました。

この肉体労働が学生のニーズ!?に合致し、学生たちを谷戸の作業へとのめり込ませることとなったわけですが・・
正直ここまで盛んにのめり込んでくれるとは予想出来ませんでした (^^)

この時点では自然保護研究会と愛する会の協同作業という形でした。

【ジュラ期】

特にこの時期、自然保護研究会のメンバーがNPO国際ワークキャンプセンターNICE(とうじはNPOなんていうのはありませんでしたのでNGOでした)に入っていたこともあり、NICEのメンバーがかなり参加してくれていました。

彼らもまた肉体派!
名前からして「ワーク」なんていうくらいですからね。

来るメンバー来るメンバー、バリバリ働いてくれるので助かったのですが・・
残念なことに私たちが手を出せるフィールドがあまりに狭く、作業を作り出すのにかなり困ったりしていました。
今となっては楽しい「苦しみ!?」の思い出です。

1997年にはこのNICEが国際ワークキャンプの活動場所として川名清水谷戸をフィールドとしてくれたため、海外の青年(学生含む)と日本の青年(学生)がこの地で1週間(あと1週間は他の場所で行いました)汗を流すことになりました。

地元の人に呼びかけホームステイを募ったりと、かなり忙しく、楽しい時間を共有出来ました。

まあ、ワーク公用語の英語にはめちゃめちゃ困りましたが・・ (^^;
この事件があり、事務局長は英語に目覚め、2004年にはついにThe National TrustのWorking Holidayに参加することになったのであります。
Working Holidayの報告はこちらでも見ていただけます。

【始祖鳥期】新生代というのかなぁ、本当は

そんなこんなで日大の学生はこの谷戸で汗を流すことに愛着を持ってくれるようになった様です。

そんな折り事務局が、子どもが通っている新林小学校の家庭訪問の際に担任の先生に会の活動を話したところ、「是非子どもたちを谷戸に連れて行って」と言うことになり、総合学習が始まりました。

この時点ではまだ「総合的学習の時間」というのは始まる前(1年前でしたので試行段階でした)でしたが、いきなり1学年全体(3年生)で春夏秋冬やろうということになり、事務局びっくり!
(^^;

自分がやるのがおっくうな事務局は即ピカリン!とひらめき、講師手伝いとして学生を誘いました。
(実は事務局が「講師手伝い」で学生を講師にしようともくろんでいたのです・・)

この作戦は大当たり!

子どもたちの反応はものすごいものがありました。
記念すべき第1回目の開催時はゲンちゃんこと高山君だけが参加したのですが、ゲンちゃんは子どもたちのヒーローになりました。(^^)
次の回に学校に行くと、「ゲンちゃんだ〜!」と3年生のクラスがうなりを上げる程の人気だったのです。

大学生は子どもたちのお兄さん的存在としてその後圧倒的な人気の元現在に至っています。

【そしてそして現在に至る】

こんな活動をなんとか続けていたら・・
現メンバーのもう一つの主力メンバーである、農研(現在は植物資源科学科学術研究部)も参加してくれるようになり、益々活動は盛んになりました。

この頃になると私たちの活動も徐々に認められるようになって来て、活動フィールドも現在の池奥の部分をエコアップ対象地域として市から認めてもらえるようになっていました。(ちょっと誇張し過ぎ!?)

川名緑地の重要性も行政サイドからも認識されて、保護策も考えてもらえるようになったのではないでしょうか?

活動的には谷戸の畑も使えるようになり活動拠点も出来、足を地につけつつ活動することが出来るようになりました。

そんな状況になったこともあり、それぞれ別々の団体として作業に参加するのではなく一つの団体として活動しようということになり川名里山レンジャー隊を設立しました。

現在ではワーク、谷戸探検、平ボラ、生物調査、畑、等々広範囲にわたり活動を展開しています。

【これから】

そんなこんなで「楽しい!」と活動を続けているレンジャー隊。
楽しいからまだまだ続く・・ と思っています。願っています。

「今ある自然を後生に残す」ということは、その努力(活動)をやめた時点で希望おしまいだと思っています。
あまり、というかあえてムキにならず、自分たちのペースで活動を進めて行き、社会がそれを認めてくれるまで続けたいと思います。

自分たちの活動が続いていれば自然を残すとう未来があると思っています。


yatonet@mbc.nifty.com

copyright (c) Kawana Satoyama Ranger tai