Kawana Satoyama Ranger tai

事務局長敦子のThe Nationl Trust 研修報告

[第4話] ちょっと一段落


イギリスのナショナルトラストは100年以上の歴史があります。

最初はたった一人の人が始めた、ほそぼそとした貧弱な組織だったそうですが、趣旨に賛同して土地や建物を寄付する人が増え、今では248,000haのカントリーサイド、600マイルの海岸線、240の歴史的建物、130のイングリッシュガーデンを所有しているそうです。
そのほとんどは、寄付によるものです。

イギリス人も言っていました。「政府には寄付できないよな、ナショナルトラストがあるから寄付できるんだ」

日本にナショナルトラストのような、政府から独立した、自然や歴史的価値のある建物を守り、保存して、後生に伝える目的のNPOがあればいいのに。
ほしい!
つくりませんか?みんなで。

以上でした。

質問、ご意見等あれば八城まで。
まだいろいろ書ききれないので、今後も書き加えていくつもりです。

事務局員CASE-Kのフォローア〜ップ

「日本にナショナルトラストがない」というのは勘違いですぞ〜(^^;

紀伊半島南端の天神崎をまもる活動を長年されてきた団体がイギリスのナショナルトラスト公認で 社団法人日本ナショナルトラスト協会(http://www.ntrust.or.jp/)を設立しました。
同協会のマークはイギリスと同じ「オーク」です。
現在は東京に本部を移し活動を精力的に行っています

ただ、本場イギリスほど会員はいません。

きっとこれは日本人がこういった活動に反応しないからです。
だって、メディアに一時は大々的に取り上げられたのに今は全く取り上げられませんものね。冷めやすい性格が原因でしょうかね。

この他にもトラストといえる団体はいくつかあります。
しかし、というやはりというか本場ほど強い力を持っているわけではありません。

「ナショナル」つまり「みんなが」というところが発展し得ない"ネック"となっているわけですが、なんとかこれを変えられるような状況に変えてゆきたいものです。

個人的な意見の枠を出ませんが、キーワードの一つは「楽しい」プラス「ステータス」だと思います。これなくしては長続きしないでしょう。

そういうことでは私たちの活動は間違った方向性ではないと思います。だってみんな楽しみに来ているのですからね。

それにしても本場イギリスのトラストの様な団体欲しいですよね。

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